影をつくるということ
この週末は久留米の劇団さんの現場でした。
私はサポートなお仕事。
他の方の照明プランを見るというのはとても勉強になる。
ひとつひとつの灯りを見ながらふと、
舞台照明っていうのはやっぱり影をどうつくるかだなぁと思う。
照明っていうのは、当てるものがあって生きるもので。
照明だけの絵というのは、長続きしない、あきる。
人や美術があって、それをどう見せるか、場面をどう繋げていくかが醍醐味。
観客にそれと気付かせず、舞台空間で起きている世界を見せ、また増幅し。
全てがシンクロした時、とても得難い瞬間が訪れる。
ほんに奥が深い世界です。
ひとつの灯りで世界を変えるもの。
秋の日の休日の
休日。
11時に目が覚め、
母が置いていってくれた栗ごはんや総菜を食し、
洗濯し、劇団の仕事をし、静かな音楽を聴き、
これは、とてもしあわせなことだ、と思う時間。
ごみすてには間に合わなかったけどね。
ま、いっか。
仕事をしていると、穏やかな感覚が遠ざかる時がある。
自分のペースで仕事をし、自分のペースに人を合わせようとしてしまう。
これは、とてもよくない、と、ふと思った今日。
一歩ひいてみる。
常に、一歩ひいてみる。
必要な時に、ガツガツ進めればよい。
流す、ってある意味、技術だ。
命日でしたね。
もう、15年になるのかな。
あの日の、報せを貰った時の、窓の外の蒼空。
忘れられない、忘れることのできない、一瞬。
彼女から教わったもの、
「ありがとう」という声かけ、笑顔、
いつもは忘れていても、思い出せる景色。